東北地方の震災から1年。あの日のテレビの映像はなかなか消えません。ましてや、被害を受けられた方のご心痛はいかほどかと心からお祈りいたしております。
さて、寒い寒いと言っておりましたが、いつの間にか桜の花が咲き始めました。今年はアーモンドと桃の花、レンギョウ、ラッパ水仙、冬咲くはずのスノーフレーク…と冬と春の花がいっぺんに開き始めました。
こんな年は初めてです。順番に咲くはずの花が寒くてジーッと暖かい日を待っていたのでしょうね。
また、食べ物にも変化が・・・。いつもの年には4月の終わりから5月にかけて頂きます地物のワケギ・たけのこも初物を頂きました。
若布もちょうど取れたての広島さんを頂き、春満載の食卓が続きました。若布は茶色をしているのですが、ゆがくと一瞬できれいな緑色になります。すぐに冷水で冷やして水気を絞って軸と葉に分け、葉のほうはワケギとアサリで『ぬた』にして食べました。軸(茎)は刻んで納豆と混ぜ、ご飯にのせて頂きました。知っていますか。広島県はワケギの生産量日本一ってこと。根元が少しふっくらとしたワケギは甘くって最高です。たけのこは先の姫皮を若布と若竹汁にして木の芽を吸い口に春の香りです。たけのこのお煮しめも作りました。次の日はこれまた、広島の春の風物詩『小いわし』が手に入ったので早速てんぷらに。たけのこもてんぷらに揚げ、かき揚は百合根とグリーンピース。連日春を楽しんでいます。、